オステオパシーの考え方

オステオパシーの考え方

オステオパシーの施術はソフトなものが多く、患者さんの身体に合わせながらバランスを取り身体に働きかけていきます。身体は少しの力で反応してくれます。子どもからご高齢の方・痛い施術が苦手な方も有効です。身体全体を診て施術を行いますので様々な症状改善が見込まれます。

🔹身体全体を1つの繋がったシステムとして捉える。
人間の身体は筋骨格系・神経系・呼吸器系・血管系・免疫系等様々な器官が集まってできており、それらは互いに繋がり合い全体として1つのシステムを構成しています。身体のそれぞれの器官は単独で働いていると考えるのではなく、各器官が互いに協調し合い全体として調和をはかりながら働いていると考えています。解剖学的にみると人間の体の中には1つの繋がった膜が何重にも重なり合って張りめぐらされており、その中に神経や筋肉・骨・臓器・血管などのあらゆる器官が収められています。全ての器官は膜に包まれて保護され、繋がり、支えられているのです。また、これらの膜どうしがスムーズに滑り合うことで私たちは身体を動かすことが出来ます。互いに協調しながら機能しています。

🔹人間は本来、自然治癒力を持っている。
人間は生まれつき自然治癒能力を持っています。例えば風邪をひいたり、怪我や捻挫などで少々身体を痛めたりしても、安静や休息をとることで自らの力で回復していきます。しかし、その自然治癒力にも人それぞれに許容範囲というものがあり、その人の許容範囲を超えた大きな物理的外傷や心理的外傷、有害な環境の影響を受けた場合や、または様々な要因の積み重ねによって許容範囲を超えた場合には、自然治癒力は減退し回復する力が妨げられてしまいます。その結果、病気や痛み等様々な症状が引き起こされるのです。

🔹人間は、体BODY MIND 精神SPIRITのバランスによって生きている。
オステオパシーでは身体全体を診るだけでなく、人間は体・心・精神を持つ統一体であると考え、体・心・精神 それぞれの働きや繋がりを大切にしています。3つのバランスが取り戻され調和がとれた時、真の健康な状態であると考えています。